葛西、着地に致命的不利点を発見

 スキージャンプのソチ五輪銀メダリスト、葛西紀明が自らのジャンプに致命的な不利があることを発見し10日、公式ブログで伝えた。

 葛西は8日にフィンランドで行われたW杯ラハティ大会で5位入賞したことを報告、その上で「最近納得行かない事がある!」と、飛型点にまつわる発見を書き込んだ。

 きっかけは、先月スウェーデンのファルンで行われた世界選手権男子個人ラージヒルと、今回のラハティ大会団体戦での自分の飛型点に納得がいかなかったことから。

 「テレビで何度も着地『テレマーク』を見たけど、あんなに低い点数なはずがない!とNORIは思ってるんだ~ピタッと微動だにせず、幅も肩幅くらいで決まったはずなんだけど…」

 その自分の確信と採点にギャップがある理由について、葛西は散々考えた。その結果、一つの結論に達した。「やっぱジャッジタワーの位置によるんじゃないかなと」。

 葛西は右足を前に出すテレマーク姿勢なので、左側にジャッジタワーがある場合は足元が見えづらい。しかも「世界的に見ると、なんと!左側にジャッジタワーがあるところが8割」。そう分かってはみても、葛西は右が利き足で、しかも左膝に爆弾を抱えていることから、着地足を左右入れ替えるわけにはいかない。

 「ジャッジのルール変わんないかな~飛型点を付ける人とテレマーク姿勢を見る人に分かれて点数を付けるとか」と思いつつも「なんて考えが甘いか~自分が変わらなきゃダメだね」と、新たな工夫でこの難問を切り抜けるつもりだ。

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