宇良、一番出世で披露 早くも人気抜群
関学大から初めて大相撲入りした宇良和輝(木瀬部屋)が12日、大阪市ボディメーカーコロシアムで行われた大相撲春場所5日目の一番出世披露に臨んだ。前相撲で2連勝した宇良は、5月の夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)から序ノ口の番付に載る。
宇良は部屋の兄弟子である幕内臥牙丸の化粧まわしをつけて、平日の昼間としてはかなり多い観衆の前で披露され、大きな拍手を浴びた。出世披露を待つ間は花道の奥で知人やファンから何度も記念撮影を求められるなど、早くも人気は抜群。「うれしかったです。これから番付に載るんだな、という感じになりました。どんどん番付を上げていきたい」とニッコリ。この日は兄弟子の化粧まわしを借りたが、目標にしている十両昇進を決めれば自らの化粧まわしを締めることができる。「将来は自分の(化粧まわし)が欲しいな思いました」と目を輝かせた。
また、元学生横綱で日体大からプロ入りした中村改め大輝(八角部屋)も、前相撲で2連勝して一番出世を決めた。こちらは関脇隠岐の海の化粧まわしで披露された。「うれしいですね。埼玉からわざわざ両親が来てくれたので、いい記念になりました」と語った。