浅田真央 今後は「分からない」

 フィギュアスケートの浅田真央(24)が19日、中京大体育学部体育学科を卒業した。09年4月に入学。ソチ五輪を見据えて、13年4月から1年間休学していたが、五輪後の昨春に復学し晴れて卒業した。

 ピンクの袴姿で名古屋市内で行われた卒業式に出席した真央は「本日、無事に卒業することができました。多くの皆さんに感謝しています。ありがとうございました」と、あいさつ。「あ~、学生生活が終わったんだなと思いました。ほとんどスケート中心の生活だったんですけど、その中で出会った友達を今後も大切にしていきたいです。小さい頃から目標にしていた五輪の舞台を2大会経験できたのも、中京大のリンクがあったから。とても感謝しています」と、晴れやかな笑みでキャンパスライフを振り返った。

 注目の今後については「去年の休養発表から、まずこの1年、大学を卒業することが目標だったので、今日、卒業できて、今はホッとした気持ちと同時に、また明日から新たな1日が始まるんだなと思っています。今後はどうなるか分からないけど、大学生活で得たものを大切にしながら、生活していきたい」と話すにとどめた。

 真央は「集大成」と位置づけた昨年2月のソチ五輪で6位入賞。帰国後、進退については「ハーフハーフ」と悩める心境を明かした。同3月の世界選手権で優勝した後、5月の記者会見で1年間の休養を表明した。この1年間は、休学していた中京大に復学し、夏には大学の授業の一環でスキューバダイビングの免許を取得した。そのほかにも京都で舞妓さん体験をするなど、キャンパス内外で充実した日々を送った。

 昨年末のアイスショーに出演した際には「2015年は決断しないといけない時がくる。時の流れに身を任せたい」と話していた。

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