早大の渡辺監督、住友電工に マラソン選手育成に専念

 早大の駅伝監督を3月末で退任する渡辺康幸氏(41)が住友電工陸上部の監督に就任することが19日に発表された。渡辺氏は東京都内で記者会見し「世界選手権や五輪で入賞するマラソン選手を育てたい。最終目標はメダリスト。ゼロからの挑戦」と抱負を述べた。

 同社が練習拠点とする兵庫県では橋本忠幸長距離監督(47)が今後も駅伝などを強化し、渡辺氏は東京で指導する。当面は2008年北京五輪長距離代表で早大出の竹沢健介を担当する。「昔のスピードを取り戻し、復活させないといけない」と使命感を口にした。

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