日本ラグビー協会会長の森喜朗元首相(77)が6日、東京都内で取材に応じ「どこかで辞めないといけないと前から思っていた。ペースを落としたい」と、2005年以来5期務めてきた会長職を退く考えを明らかにした。
3月に肺がんの手術を受けた森会長は14年1月から20年東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長も兼務しており「五輪とラグビーのW杯の二つを私が責任を持つことは実際にはよろしくない。体力的にも無理をしてはいけない」と、多忙と体力の衰えを理由に挙げた。日本協会には昨年末に伝えており、この日も矢部達三専務理事らとの会談で「もう一回念を押した」と話した。