IOC会長、国連で演説し警告 スポーツへの政府干渉に

 【ロンドン共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は15日、ニューヨークの国連本部で演説し「スポーツは世界を変える力を持ち、さらに重要な役割を果たす時代が来た」と述べ、テロや民族紛争で揺れる世界各国に五輪原則であるフェアプレーや反差別の精神を強く求めた。

 五輪改革を進めるIOCは国連と協力し、平和や教育の分野でも国際社会に貢献する支援活動を展開する。バッハ会長は「スポーツは政治的に中立な立場でなければならない」と訴え、スポーツ界の組織や普遍的なルールを脅かす政府干渉には警告を発した。

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