アフロ亀山 スペシャリスト論&アフロ論

 「体操全日本選手権」(24日開幕、代々木第一体育館)

 体操の13年世界選手権種目別あん馬金メダリストの亀山耕平(26)=徳洲会=が23日、世界選手権選考会を兼ねた全日本選手権に向けて公式会見に出席した。

 今季からは、あん馬のスペシャリストとして生きていく覚悟を決め「去年は他の種目もできると、可能性を広げようとしたが、広がらなかった。もう迷うことはない。あん馬一本で世界王者になろうと」と、キッパリ。オフは肉体改造に励み「バテにくくなった」と、自信を覗かせた。

 さらにオフには髪型改造も行い、アフロヘアに。今年3月のコトブス国際でお披露目し、「受けはよかった。あの日本人、何?みたいな感じで」と、海外のファンからは上々の評価を得た。

 今回はややおしゃれに整えたアフロで挑む。「試合で臨む姿勢としては、これがベスト」と話した上で、熱いアフロ論を展開。「スポーツは見てもらってこそ価値がある」と話す男は、「あん馬は地味でスポットライトが当たりずらい。でも自分が目立てば、あん馬も見てもらえて、その魅力を伝えられる。そして、もう1つ。僕の価値観の中で、アフロが最高に格好いいからです」と、決め顔で言い切った。

 アフロにしたきっかけは、昨年の世界選手権の際に、テレビで映った米人気歌手のブルーノ・マーズを見て「今やるしかない」と思ったから。ただ、もともとアフロには潜在的な憧れを抱いていたそうで「久保田利伸さんの『LOVE RAIN』という曲で衝撃を受けた。楽しそうに歌うアフロの久保田さんが」と、アフロを魅力を力説した。

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