競歩・世界新の鈴木 日本勢で金銀銅!

 日本陸連は23日、世界選手権(8月、中国・北京)競歩代表として7選手を発表。男子20キロで3月に世界記録を出した鈴木雄介(27)=富士通=が代表入りを正式に決め、同日、日本勢によるメダル独占をぶち上げた。

 3月の能美大会を世界新記録で優勝し、一躍“時の人”となった鈴木だが「世界選手権や五輪で金メダルを取ってこそ世界一」と、浮かれた様子はない。「日本勢で金、銀、銅を取りたい」。ともに代表入りした高橋英輝(富士通)、藤澤勇(ALSOK)とともに表彰台独占を目指す。

 2月の日本選手権(兵庫)では高橋に敗れた。「怒りすら覚えるくらい悔しかった。切磋琢磨(せっさたくま)して高め合いたい」。

 世界選手権では従来の1周2キロから1キロに変更され、その分、審判の目に多くさらされる。鈴木は「美しいフォームが持ち味なので有利」と、プラスに捉えた。

 実力を認める後輩たちをけん引し、大舞台での快挙達成で競歩界にさらなる注目を集める。

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