浜口京子、全日本選抜に出場せず
女子レスリングの五輪銅メダリスト、浜口京子(37)が、6月に行われる全日本選抜選手権に、エントリー締め切りの4月30日までに手続きを取らなかった。浜口は1日、その理由について闘争心が不充分であったからと公式ブログで明かし、それでもリオデジャネイロ五輪を目指す意思に変わりはないことを伝えた。
浜口は選抜選手権に出場しない理由を「今まで出場することを目標に練習を重ねていましたが 闘争心という気持ちがもうひとつ不充分でした」と心の問題であることを明らかにし、「残念ながら出場を断念致しました」と報告した。
全日本選抜選手権大会は、全日本レスリング選手権大会と並ぶ国内レスリング2大大会。
しかし、浜口は五輪出場をあきらめたわけではない。「オリンピックへの気持ち 体力の充実が出来て しっかりと準備した上で試合に出場するのが最善だと思いました」としっかり闘争心を養った上で取り組むつもりだ。
そして「人生は何がおこるか分かりません。だからこそレスリングをもう1度。チャレンジしてみます」と、まだ引退するつもりはないことを明確にした。
浜口は2012年のロンドン五輪で初戦の2回戦で敗れた。浜口は同年のW杯後、ロンドン五輪で引退することを表明していたが、敗戦の直後、父のアニマル浜口氏が「京子、あんな負け方はないだろう!」と怒声を上げ、浜口も引退撤回した。