卓球 14歳伊藤美誠はメダルならず 

 「卓球世界選手権」(1日、蘇州)

 女子シングルス準々決勝が行われ、日本人最年少で8強入りした中学3年生の伊藤美誠(14)=スターツ=は、12年ロンドン五輪金メダリスト、13年世界選手権金メダリストで世界ランク3位の李暁霞(中国)に善戦及ばず2-4で敗れ、日本勢で同種目46年ぶりのメダル獲得はならなかった。

 試合後、伊藤は「やりきったけど、惜しかったので、ちょっと悔しいです。14歳で出場させてもらって、すごくいい経験になりました。いろんな選手と戦えて、五輪の金メダリストとここまで戦えた。最後の最後までいい経験になった」と、充実した笑顔で汗を拭った。

 日本が誇る“ハイパー中学生”の空前の快進撃は、卓球王国・中国の五輪金メダリストに止められた。序盤からラリーで互角以上に渡り合い、第1ゲームを幸先良く11-9で奪うと、第2ゲームは一進一退の大激戦。それでも粘り強く対応し、16-14でものにした。 しかし、ここから女王が本気モードに-。第3ゲームを2-11、第4ゲームを7-11で奪われ、タイにされた。第5ゲームも一時は10-8とリードしながら逆転を許し、11-13で奪われて崖っぷちに追い詰められた。最後は相手の勢いを止められず、第6ゲームは2-11で終戦した。

 ただ、伊藤はこの日の4回戦で、福原愛を破り勝ち上がってきたビレンコ(ウクライナ)を撃破し、03年パリ大会の福原愛を超える日本人最年少の14歳192日で8強入り。初の世界選手権で大きな足跡を残した。

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