カーリング小笠原歩 ベストマザー賞
ソチ五輪で日本代表の旗手を務めたカーリング女子の小笠原歩選手(36)が7日、都内で、「第8回ベストマザー賞2015」のスポーツ部門を受賞し、2018年平昌五輪でメダルを目指すことを宣言。5歳になった息子に「メダルをかけてやりたい」と力強く話した。
氷上でのキリリとした佇まいとは違い、エレガントなフレアスカート姿で登場し、母の顔を見せた小笠原。受賞あいさつでは、出産後も競技を継続する欧米の選手たちに刺激を受け、「母になっても復帰したいと思った」と現役復帰したことを明かした。
過酷なトレーニングに励み、一線で競技を続行しながらの育児は、夫や家族の協力なしには成り立たないようだ。世界を転戦することもあり、「家を1、2カ月空けることもあります。寝かせつけようとして、自分が先に寝てることも。保育園にどうにか送り出す生活」と奮闘の日々を明るく語った。
わんぱく盛りという息子には「兄弟をつくってあげたいんですが」と言いつつも、「あと3年、平昌までは一人っ子で我慢してもらって、その後どうなるかですね」。まずは、五輪を最優先させる考えのようだ。
母として強さを増した小笠原は「母親のアスリートが増えることを願ってます」と女性アスリートたちにもエールも送っていた。
小笠原は02年ソルトレークシティー、06年トリノ五輪代表で、結婚、出産を経て競技に復帰した。