白鵬、夢は2020東京五輪での土俵入り

イベント後の囲み会見で笑顔を見せる白鵬=東京・新宿高島屋(撮影・開出 牧)
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 10日に初日を迎える大相撲夏場所(東京・両国国技館)で自身2度目となる7連覇と35回目の優勝を目指す横綱白鵬(宮城野部屋)が8日、東京・新宿区の新宿高島屋で行われた「ゆかた地贈呈式」に出席した。ゴールド地に大小の赤いバラを散りばめた模様の浴衣を着た白鵬は、「ちょうど赤い帯をつけてきたし、うれしい限りです。体調もいいので優勝を目指して頑張りたい」と力強くV宣言した。

 ちょうど1年前の夏場所を制してから、誰にも賜杯を譲らず独走状態で突っ走ってきた。1月の初場所では不滅の記録といわれた元横綱大鵬の優勝32回をついに更新する33回目の優勝を達成。「大鵬さんのあと何人もの横綱がみんな32回の優勝を夢見て頑張ってきた。私にとって33回目の優勝はやはり特別でした」と改めて“大鵬超え”の偉業を振り返った。

 大きな目標をクリアして次のターゲットを聞かれると、元大関魁皇(現浅香山親方)の持つ史上最多の通算勝利数1047勝を挙げた。白鵬は現在、通算909勝まできており、あと138勝に迫った大記録更新を見据えた。さらに「2020年の東京オリンピックまで現役でいたい。親父(ムンフバトさん)が(1964年の)東京オリンピックに出てますからね。5年後も現役なら横綱土俵入りが出来るでしょう」と壮大な夢を語った。

 この日、初日の相手が小結逸ノ城に決定。先月29日の横綱審議委員会の稽古総見ではぶつかり稽古で胸を出し、相手が全身泥だらけになるまで鍛え上げた。さらに一気に大関を狙う関脇照ノ富士と若い力も伸びてきている。「世代交代?いずれそういう時はくると思うけど、今のところは大丈夫。60~70%くらいの調子で初日を迎えて、10日目からピークに持っていって千秋楽まで頑張りたい」と余裕の口ぶりで本場所に臨む気構えを示した。

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