東京五輪追加種目、相撲も応募可能
2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は11日、開催地による追加種目の提案に向けて、各競技団体への応募概要を発表した。
応募可能な競技団体は、国際オリンピック委員会(IOC)が承認する国際競技連盟で、現時点で20年大会に含まれない夏季競技を統括している団体とした。この日、組織委員会が発表した応募可能な競技連盟は33。すでに立候補を表明している野球・ソフトボール、空手、スカッシュ、綱引き、ビリヤード、ダンススポーツ、ウエークボード、ボウリング、スポーツクライミングなどのほか、相撲、クリケット、アメフット、チェス、オリエンテーリングといったものから、ペロータ・バスカ、ブリッジ、コーフボールといった聞き慣れないものまで存在する。
選考に向けての主要原則は次の3点。(1)追加種目は、若者へのアピールを中心に、オリンピック・ムーブメントとその価値を推進するものであること。(2)追加種目は東京2020大会のビジョンを反映して、日本での機運を高め、世界中の新たな聴衆を巻き込むことにより大会に付加価値をもたらすものであること。(3)選考手続きは、開かれた公平なものであること。
すでに応募可能な国際競技連盟への応募用紙を発送し、提出期限は6月8日。応募があった中から一次選考を行い、残った競技団体から8月にヒアリングを行う予定。9月30日のIOCへの提案種目提出期限までに最終選考を行う。