国際バスケットボール連盟（ＦＩＢＡ）から無期限の資格停止処分を受けた日本バスケットボール協会は１３日、都内で臨時評議員会を開催し、協会の改革を主導するタスクフォースの川淵三郎チェアマン（７８）を会長に選任、実務を担当する専務理事、事務総長にＪリーグの大河正明常務理事（５６）を選任した。

　副会長には元参議院議員で、体操の東京五輪メダリストの小野清子さん（７９）、元バレーボール選手の三屋裕子さん（５６）が選ばれ、理事６人による新体制が発足した。

　第１回の理事会後に会見した川淵会長は「山でいうと８合目まできたかなという感じ。よほどのことがない限り、制裁は解除されると思う。最後に踏み外さないようにしっかりやっていきたい」と、抱負を語った。

　日本協会は国内バスケットボールは２つのリーグを統合できないこと、協会内のガバナンス欠如などを問題視され、昨年１１月にＦＩＢＡから国際試合の出場停止処分を科された。１月にタスクフォースが発足し、川淵チェアマンを中心に改革を行ってきた。６月１８日からのＦＩＢＡのセントラルボードミーティングで制裁が解除されれば、リオデジャネイロ五輪予選に出場できる見込み。