元横綱朝青龍氏 そば研究で来日
大相撲の元横綱朝青龍氏が14日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」(月-金曜、前9時50分)のインタビュー取材に応じ、近況を語った。
映画「ライアの祈り」特別試写会にゲスト出演した後に番組は朝青龍に直撃。10年2月の引退から約5年が過ぎた今を語った。
モンゴルに帰国後、実業家として活動していたが、最近は飲食関係のビジネスに取り組んでいる。首都・ウランバートルには2月にレストランをオープン。「これからはモンゴルもいい季節なので、観光に来た方は僕が作ったレストランに食べに来て下さい。50%オーバーで…(言い間違いに気付いて)オフで(出します)」とPRした。
今回、来日したビジネス上の理由は、北海道の幌加内町でそばの栽培を勉強するため。「どういう風に栽培を(現地の人々が)勉強しているか、農家の練習に行った」と技術を採り入れようとしているのだという。
幌加内町の公式ウェブサイトによると、現在のそばの作付面積は3200ヘクタール。生産量は2900トンを超えるとしている。作物としてのそばを栽培するだけでなく、そば製品の加工にも力を入れている。
「成功になるか失敗になるか、僕次第なので、失敗がないように頑張ります」とそば事業について語る顔は実業家そのもの。スポーツ界ではモンゴルレスリング協会会長も務めている。土俵を離れて5年が過ぎるが、母国での存在感は変わらないようだ。