9秒台期待の桐生 決勝を棄権
「陸上 関東学生対校選手権 第2日」(15日・日産スタジアム)
男子100メートル決勝が行われ、日本人初の公認9秒台の期待が懸かった桐生祥秀(19)=東洋大=は棄権した。ケンブリッジ飛鳥(日大)で10秒33(追い風1・0メートル)で優勝した。
桐生は準決勝を10秒37の全体3位で通過していたものの、決勝は棄権となった。
準決勝で左ハムストリング(太もも裏)がつったことが原因。土江コーチは「決勝に向けて、ぎりぎりまでウォーミングアップをしたが、左側が力が出てなかった。出場をしても10本走って1本けがするかどうかの(軽い)状態だけど、今シーズンのメーンは世界選手権。そこへ向けて小さなリスクをとるべきかどうかを考えて、欠場を決めた」と欠場の経緯を語った。
今大会で出場予定だった400メートルリレーと200メートルは欠場する。6月13日に行われ、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)も出場予定の、ダイヤモンドリーグ・ニューヨークGPは出る予定だという。