平松が世界選手権参加標準記録を突破

 「関東学生対校選手権・第3日」(16日、日産スタジアム)

 男子走り高跳びが行われ、平松祐司(18)=筑波大=が自己ベストを7センチ更新し、世界選手権参加標準記録となる2メートル28をクリア。大会新記録で初優勝した。

 日本陸上連盟が20年東京五輪で活躍が期待される選手として認定したダイヤモンドアスリートが、称号に違わぬ輝きを放った。これまでの自己ベストは2メートル21だったが、2メートル25まですべて1発で成功。そして、世界選手権参加標準記録の2メートル28に挑戦すると、3度目で完ぺきな跳躍を見せ、クリアし、歓喜のガッツポーズを見せた。

 今季のジュニア世界最高、日本歴代6位タイという記録に「本当にうれしいの一言。跳んでしまったという気持ちだった。これまでは2メートル25が壁だったけど、壁を破れた。空中で浮くじゃないけど、空中で“待てる”感覚があった」。

 6月の日本選手権の結果次第で、世界選手権代表入りの可能性が浮上。「大学では勝って当然と思っていた。今年の目標は世界選手権。やっとスタートラインに立てた」と、気合は十分。身長184センチの長身ジャンパーが、次は日本の頂へ跳ぶ。

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