再出発の北島 ギリギリ決勝進出
「競泳ジャパンオープン、第1日」(22日、東京辰巳国際水泳場)
男子平泳ぎでアテネ、北京五輪2大会連続2冠の北島康介(32)=日本コカ・コーラ=が、100メートル平泳ぎで1分1秒71の全体8位で午後に行われる決勝に進出した。
元金メダリストが来年のリオデジャネイロ五輪に向けて再スタートを切った。代表入りを逃した4月の日本選手権後、初のレースに臨んだ北島。予選ではプール端の9レーンを泳ぎ、「寄れないし泳ぎにくかった」と苦笑いした。
予選7組では1位になったもののタイムはやや伸び悩み、不満が残った。「最低でも(1分)1秒かなと。(予選で)落ちちゃったよ」と自嘲したが、最終組を終えて全体8位となり、ギリギリ予選通過した。
「もうちょっと緊張感がほしかった。決勝はもっと集中して泳ぎたい」と、復活のきっかけをつかむレースを目指す。