遠藤、3連勝で止まり4勝9敗

 「大相撲夏場所・13日目」(22日、両国国技館)

 西前頭9枚目の遠藤(24)=追手風=が東前頭16枚目の貴ノ岩に寄り切りで敗れ、今場所の成績が4勝9敗となった。

 五分の立ち合いから左四つの態勢となり、遠藤が先に右上手を引いて投げを打ちながら攻め込んだが、前日まで6勝6敗の星を残し、終盤に勝ち越しのかかる貴ノ岩の粘りに遭い、最後は一気に押し戻されて土俵を割った。

 春場所で左膝に重傷を負いながら強行出場している遠藤は1勝8敗で迎えた10日目から前日の12日目まで3連勝を果たし、来場所幕内残留の目安となる4勝目を挙げていた。

 NHKテレビのリポーターによると、痛めた膝の調子を問われた遠藤は「問題ないです」と答えたが、幾分膝を気にする様子を見せながら支度部屋に引き上げたという。

 すでに負け越しが決まっている遠藤の一番はこの日、中入り後3番目に取り組まれたが、懸賞金は13本かけられた。

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