遠藤が旭天鵬破り通算100勝
「大相撲夏場所・千秋楽」(24日、両国国技館)
左膝に不安を抱えたまま出場していた幕内遠藤は、旭天鵬を寄り切って、6勝9敗で場所を終えた。この日の白星が通算100勝目となった。
この日も患部にはテーピングやサポーターは一切つけずに土俵に上がった。40歳のベテラン旭天鵬と四つに組んでの真っ向勝負を取り切った。
15日間を勤め上げ、「充実した場所でした。(時間のたち方は)早かったです。収穫の多い場所でした」と、目を閉じたまま、しみじみと振り返った。自身の左膝に対しては「お疲れさまでした」とひと言。「相撲が取れるから、今場所出場した。それだけです。こういう中で(取り切って)少なからず自信になると考えたい」と前向きにとらえた。
番付は西前頭9枚目で下には7枚分残っている。勝敗差の数字が昇進・降格の枚数の目安となるため、来場所も幕内に残る見通しだ。
敗れた旭天鵬は8勝7敗で今場所を終えた。