前監督の不当解任申し立て棄却 ホッケー協会の裁量認める

 日本スポーツ仲裁機構(JSAA)は25日、日本ホッケー協会から不当に解任されたとして取り消しを求めていた女子日本代表前監督の柳承辰氏の申し立てを棄却する裁定を下した。

 柳氏は協会が解任理由とした成績不振が存在しないなどと主張したが、JSAAは「(成績は)評価する者によって判断の分かれるところであり、競技団体の裁量も相当広い」と指摘。解任が協会の裁量を逸脱したものとは言えないと判断した。

 一方で、協会にも「(柳氏との)コミュニケーションのまずさなど、改善すべき点があった」と付言し、申し立て費用5万4千円の半額負担を求めた。

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