御嶽海が新十両昇進 スピード記録

新十両昇進が決まり長野県の観光PRキャラクター「アルクマ」を手にガッツポーズの御嶽海(東京・墨田区の出羽海部屋)
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 日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)の番付編成会議を開き、アマ&学生横綱を獲得し、幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏んだ東洋大出身の御嶽海(みたけうみ=本名・大道久司、長野県出身、出羽海部屋)の新十両昇進を決めた。長野県出身の新十両は元幕内大鷲以来で47年ぶり。また、幕下付け出しから所要2場所での十両昇進は、遠藤、逸ノ城らと並ぶスピード記録となる。

 東京・墨田区の出羽海部屋で師匠の出羽海親方(元幕内出羽ノ花)とともに会見を行った御嶽海は、「とてもうれしい。2場所で上がれて、運がよかったかなと思います」と喜びを表した。東幕下3枚目で迎えた夏場所は一番相撲で敗れたものの、その後は6連勝の快進撃で十両昇進を決定づけた。「もっとパワーをつけたい。来場所の目標は勝ち越しです」と控えめに抱負を語った。

 これからは数多くの名力士を輩出した出羽海部屋を背負っていく存在になる。出羽海親方は「ここからがスタートだから」と、さらなる飛躍を期待する。「勉強することはたくさんある。お客さんに喜んでもらえるような相撲を取って、上を目指して頑張ってもらいたい」とハッパをかけた。鋭い立ち合いからの突き押しが武器の22歳。名古屋の土俵でも大暴れしてくれそうだ。

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