IOC、FIFA組織改革を注視 「透明性が最重要」
【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)は7日の理事会で、汚職事件に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長が辞意を表明した問題を議論し、組織改革の行方を注視する方針で一致した。ブラッター会長はIOC委員でもあり、バッハ会長は「信頼回復へ透明性が最重要。FIFAが全力で改革に取り組んでほしい」と述べた。
IOCは2002年ソルトレークシティー冬季五輪で招致スキャンダルが発覚し、IOC委員6人が追放、4人が辞任に追い込まれた過去がある。アダムス広報部長はFIFAの問題が捜査の渦中にある状況を踏まえ「推移を見守りたい」と話した。