伊達、ランキング200位台陥落へ

 WTAツアーに参戦している女子プロテニスプレーヤーのクルム伊達公子(44)のシングルスランキングが、200位台に落ちることが確実になった。

 伊達は6日に始まったノッティングハムQを、7日に行われた予選2回戦で敗退。昨年ベスト8に入ったバーミングハムのポイントが抜けるため、現在150位のランキングが、来週発表では200位台になる。

 伊達は8日更新の公式ブログで「シングルスは負けてしまった今、来週のランキングでは昨年のBirminghamのポイントがゴソッと抜けてしまうので200位に入ってしまうことになります」と、既にそのことを確認していた。

 200位台に落ちるとトーナメントに参加する際の諸条件で不利になる。しかし伊達は「戦う場がさらに厳しい環境になってしまいます。考えても仕方がない」と思い悩むことをやめた。

 今大会はまだダブルスを残している。「目の前にあるダブルスでさらに自分のテニスを取り戻し ウィンブルドン予選まで突き進んでみます」とひたすら前を見つめた。

 伊達は1994年に日本の女子選手としては初めてトップ10入り。全仏オープンでベスト4になるなど活躍した95年には、最高位の4位を記録した。これは現在に至るまで男女通じての日本人選手の最高位で、今年、錦織が並んでいる。ランキング8位で96年に引退した伊達だが、2008年には12年ぶりに現役復帰した。

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