競泳・入江“左克服”で手応え
競泳男子でロンドン五輪200メートル背泳ぎ銀メダルの入江陵介(25)=イトマン東進=が16日、欧州グランプリ(GP)を終え成田空港に帰国。「充実した遠征だった」と振り返った。
3試合とも安定した泳ぎを見せ、100、200メートル背泳ぎで6戦全勝。「自分としては調子がよくなかった」と話すが、第一人者の貫禄を見せた。
泳ぎながら課題も修正した。「体の左側をうまく使えていなかった」と自己分析。「1試合1試合よくなっていった」と尻上がりに調子を上げ、手応えをつかんだ。
圧倒的な泳ぎを見せつけたが、今年最大の目標はあくまで世界選手権(7月開幕、ロシア)の頂点。「このタイムでは戦えない。今回の映像を振り返って、(泳ぎを)いろいろ試したい。どれがいいかはこれから」と探求心は尽きない。
本番までトライ&エラーを繰り返しながら、来年のリオデジャネイロ五輪切符が決まる金メダルを確実に手中に収める。