卓球・田代 巨人戦励みに代表決めた
卓球アジア選手権(9~10月、タイ・バンコク)の女子代表選考会が19日、都内で行われ、14年世界選手権団体戦で銀メダルメンバーの田代早紀(24)=日本生命=が優勝し、代表に内定。「あまり代表になれていなかったのでうれしい」と喜びをかみしめた。
準々決勝では世界ランク9位の14歳・伊藤美誠(スターツ)を破った。「相手が年下という意識は持たずに向かっていった」と粘り強さを発揮し、成長株のミスを誘った。村上監督も「(伊藤)美誠に勝ったことがないので意外だった」と目を細めた。
決勝は同じ所属先の石垣と対戦。「同士打ちは好きじゃないけど、お互いに慣れている」と最終ゲームまでもつれる激戦になったが、「代表になりたいという強い気持ちで勝てた」と執念で振り切った。
世界と戦うための原動力はセ界一のチームだった。「試合が終わった後に巨人戦を見に行くので、それを励みにしました」。特に巨人軍第82代4番打者・坂本のファンだという田代は、代表内定を手土産に意気揚々と東京ドームへ向かった。
アジア選手権に向けては、「今持っている実力プラス練習を積んで、いい結果を出したい」と、さらなる成長を誓った。