卓球 10歳・木原は惜敗も大健闘
「卓球萩村杯ジャパンオープン・第2日」(25日、神戸総合運動公園体育館)
男女各予選トーナメントなどが行われ、21歳以下女子シングルスでは、10歳の木原美悠(ALL STAR)が、世界ランク65位のシンガポール選手に2-3で惜しくも敗れた。
大舞台でも物おじせず、ひょうひょうと打ち込んだ。第1、2ゲームを先取。「勝てると思った」と殊勲星に王手をかけたが、2ゲームを連続で落とし、最終ゲームは終盤に6連続ポイントを奪われ力尽きた。
「楽しかった。(自己採点は)80点。(相手が世界ランク何位なのか)何も思ってへん」。学校を休んで大会に臨んだ兵庫県明石市出身の小学5年生は、地元での奮闘を関西弁で淡々と振り返った。
コーチを務める父の博生さんは「1ゲームも取れるとは全く思っていなかった」と驚き、「小さい頃からから緊張しないタイプ。あかんかってもあかんという顔をせえへん」と、まな娘の強心臓をたたえた。
将来の目標は「世界大会での金メダル」。海外選手との対戦を経験し、「スピードが速かった」と教訓を得た。この財産を胸に、国際舞台での活躍に夢を膨らませた。