錦織初戦ボレリ 8強でジョコビッチ戦か
29日に開幕するテニスの四大大会の1つ、ウィンブルドンの組み合わせが26日に決まり、男子シングルスは、世界ランク5位で第5シードの錦織圭(日清食品)が1回戦で同56位のシモーネ・ボレリ(イタリア)と対戦する。トーナメント表全体で見ると、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と準々決勝で当たる位置に入った。
ボレリとは過去1戦1勝。昨年のウィンブルドン3回戦で当たりフルセットで勝利し、初のベスト16進出を果たした。日没による順延と大会の休養日により3日がかりとなる異例の試合だった。
初戦と同様に注目されるのが、勝ち上がった後の対戦相手。世界ランク上位が順当に勝ち上がると仮定すると、4回戦では昨年の全米オープン決勝で敗れたマリン・チリッチ(クロアチア)と、準々決勝ではジョコビッチと対戦する。四大大会はどの組み合わせも厳しい戦いになるとはいえ、その中でも難しいゾーンに入った。
先週のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ・ハレ)準決勝を左ふくらはぎのけがで途中棄権した錦織は、すでに英国入りし練習を開始している。自身のブログでは出場に支障がないことを表明している。