ビーチバレー、38歳白鳥が異例の復帰
ビーチバレーで国内では6年ぶりの国際大会となるワールドツアー・グランドスラム横浜大会(20日開幕)の記者会見が14日、都内で行われた。今年現役復帰した08年北京、12年ロンドン五輪代表の白鳥勝浩(38)=フリー=は「周りから『あいつ落ちたね』と言われないように頑張りたい」と意気込んだ。
ロンドン五輪後の12年に引退し、日本協会のビーチバレー強化委員長、女子代表監督も務めたが、「(強化委員長時代)日本の男子選手が勝てず、もどかしい気持ちだった」と昨年末に辞職し、現役復帰した。
強化担当者からの選手への復帰は異例だが、「サッカーやスキーでもベテランが活躍している。(自身が復帰して)他の選手に少しでも刺激になれば」と、カンフル剤役も担うつもりだ。とはいえ、もちろん3度目となる五輪代表を本気で狙う。「マイナスからのスタートだと思うけど、泥臭く勝ちにいきたい」。約2年のブランクを経たが、以前にも増して意欲的だ。
来月には、16年リオデジャネイロ五輪出場権を懸けた東アジア予選(韓国)が行われる。大ベテランは現役復帰後初となる国内での試合で、弾みをつけるようなプレーを日本のファンに見せつける。