F1ビアンキ選手が死去 昨年日本GPの事故で セナ以来の悲劇
昨年のF1日本グランプリでの事故で頭部を負傷し重体だったF1ドライバーのジュール・ビアンキ選手(フランス)が死去したと、同選手の家族が18日付けでフェイスブックで発表した。25歳だった。
ビアンキ選手は昨年10月、鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリで、他の選手の事故車を片づけようとしていた作業車に突っ込んだ。緊急手術を受けた後、容体が安定するのを待って母国フランスのニース大学付属病院で治療を受けていた。
F1グランプリ開催中の事故が原因となったドライバーの死亡は、94年サンマリノGPでのアイルトン・セナ(ブラジル)以来となった。
フェイスブックで家族から、「ジュールは最後まで、いつもそうしてきたように、戦いました。しかし、その戦いは終わりました」とビアンキの死が報告された。また、手を尽くしたニース大学付属病院と、事故後に治療を担当した三重県立総合医療センターのスタッフへの感謝の言葉もつづられている。