2020年東京五輪のエンブレム発表

発表された2020年東京オリンピックと同パラリンピックのエンブレムの印象を語る室伏広治(中央)=撮影・村中拓久
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 2020年東京五輪まであと5年となった24日、都庁で大会のシンボルマークとなるエンブレムが発表された。

 エンブレムはアートディレクターの佐野研二郎のデザイン。TOKYO、TEAM、TOMORROWのTをメーンのイメージとしたもので、すべての色が集まることで生まれる黒、赤は一人一人のハートの鼓動を意味しているという。

 組織委員会の森喜朗会長は「このエンブレムを中心に5年後の7月24日に向けて一丸となって突き進んでいく」と、力を込めた。アスリート代表として出席した陸上男子ハンマー投げの室伏広治は「とても遊び心があっていい。若いアスリートはこのエンブレムを見ながら、頑張ってもらいたい」と、話した。

 同エンブレムは昨年9月に応募が始まり、応募資格は組織委員会が指定した七つのデザインコンペのうち二つ以上を受賞しているデザイナーに限られていた。104件の応募から選出された。

 同エンブレムは会場の装飾や公共交通機関の案内板などに広く使用され、当選者には賞金100万円を贈られ、副賞として五輪とパラリンピックの開会式に招待する。

 新国立競技場の問題などで迷走している東京五輪だが、このエンブレムがすべてをまとめる象徴となるか。

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