競泳男子で１３年世界選手権４００メートル個人メドレー金メダルの瀬戸大也（２１）＝ＪＳＳ毛呂山＝が２５日、都内で行われた世界選手権（競泳は８月２日開幕、ロシア・カザン）の壮行会に出席し、一足早い“世界新記録”で本番に弾みをつけた。

　この日は代表選手２０名が出席し、それぞれが世界選手権への意気込みを述べた。抱負に「前人未到」を掲げた瀬戸は、大会を中継するテレビ朝日のメーンキャスターである松岡修造と、画面の中でレースを行う「エアー世界水泳」で対決。上半身のみで自由形を泳ぎ、主催によれば“世界新記録”を出して勝利した。

　カザンでは個人メドレー２種目と２００メートルバタフライの３冠を目指す瀬戸は、「この勢いで、本番でも世界新記録で金メダルを狙います」と、より一層気持ちを高ぶらせた。

　先月から１カ月間行った米フラッグスタッフでの高地合宿から帰国後は疲労で体が重かったと明かしたが、「少し休養を取ったら別人みたいに動きが良くなりました」と絶好調をアピール。金メダルで１６年リオデジャネイロ五輪代表が内定する大一番での爆発を誓った。