「テニス　シティ・オープン」（９日、ワシントン）

　男子シングルス決勝で世界ランク５位、第２シードの錦織圭（２５）＝日清食品＝が、同１８位、第８シードのジョン・イスナー（３０）＝米国＝に４－６、６－４、６－４で逆転勝ちし、大会初優勝を果たした。今季３勝目、ツアー通算１０勝目を挙げた。

　第１セットは、お互いがサービスゲームをキープする展開が続いたが、錦織が第１０ゲームでブレークを許して落とした。

　しかし、第２セットは最初のゲームでブレークしてこのセットを奪うと、第３セットも第３ゲームでブレークに成功。サービスゲームはすべてキープして試合に勝利した。

　強烈なサービスが武器のイスナーに試合を通じて１８本のエースを決められたが、勝機を逃さなかった。第２、第３セットはブレークポイントも与えず。４月のマイアミ・オープンでストレート負けした相手に雪辱を果たした。

　世界ランクは自己最高タイの４位に浮上する。錦織は今季、２月にメンフィス・オープン（３連覇）、４月にバルセロナ・オープン（２連覇）で優勝している。