金メダルの瀬戸、左足首痛めていた
水泳の世界選手権(ロシア・カザニ)を終えた競泳代表チームが11日、成田空港着の航空機で帰国し、都内で会見を行った。男子400メートル個人メドレーで日本人初の連覇を果たした瀬戸大也(21)=JSS毛呂山=は「気持ちで取りにいった金メダル。ダメな状態から立て直せた経験は大きい」と胸を張った。
大会前に米フラッグスタッフで行った合宿中に左足首を痛めていたことも明かした。「痛くてドルフィンキックも打てないし『やべー』と思った」。
試合では痛みはなかったと話すが、200メートルバタフライ、200メートル個人メドレーでは惨敗。それでもそこから奮起し、自身初の五輪切符も手にした。「終わってこの結果だから言えるんですけど」と、首にかけた勲章を輝かせた。
会見終了後に精密検査を受け、ドクターとも相談しながら今後の練習を検討する。念願の五輪に向けて「まだ実感はないけど、代表内定を有効に活用して最高のパフォーマンスを見せたい」。夏男が来年も爆発する。