錦織8度目正直ナダルに完勝 準決進出
「テニス・ロジャーズカップ」(14日、モントリオール)
男子シングルス準々決勝で、世界ランク4位の第4シード、錦織圭(25)=日清食品=が世界9位の第7シード、ラファエル・ナダル(スペイン)を6-2、6-4で破り、準決勝進出を決めた。8度目の対戦でナダルから初勝利を挙げた。
第1ゲームはナダルがキープしたが、第2ゲームから5ゲームを連取した。第2ゲーム、第4ゲームと、サービスの調子が上がらないナダルを攻めてブレークした。第8ゲームは2本のエースなどでキープし第1セットを取った。
第2セットも強さを見せつけた。お互い1ゲームずつキープをしての第3ゲームでブレークに成功。第5ゲームも2本のリターンエースでブレークし、リードを広げた。その後、1度、ブレークを許したが、リードを守り切った。準決勝ではジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)とアンディ・マレー(英国)の勝者と対戦する。
元世界ランク1位のナダルとはATPツアーで過去7度対戦し、一度も勝てていなかった。「ビッグ4」と呼ばれるノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、マレー、ナダルの4人の中では、唯一、白星がない相手だった。
【錦織-ナダル ゲーム推移】○は錦織のキープ、□は錦織のブレーク、●はナダルのキープ、■はナダルのブレーク
▽第1セット 6-2●○□○□○●○
▽第2セット 6-4●○□○□■●○●○