空襲で焼失、テニスのNY杯復元 戦前、米日系社会から寄贈

 日本テニス協会は19日、日米友好のシンボルとして米国日系社会から贈られ、第2次世界大戦で失われた「ニューヨーク・カップ(NY杯)」を復元したと発表した。全米オープン開催中の9月8~10日に、ニューヨーク市の日本クラブでお披露目のイベントを行う。

 NY杯は1921年の男子国別対抗戦、デ杯で日本が前年覇者の米国と決勝を争った記念として、日本協会に寄贈された。その後は全日本選手権の男子シングルス優勝者に授与されていたが、大戦の空襲で焼失したとされる。

 一般公開は、楽天ジャパン・オープンと橋本総業全日本選手権の会場の東京・有明テニスの森公園で行われる予定。

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