柔道・野村選手、3回戦で敗れる 引退試合の全日本実業個人

3回戦で敗れ深々と礼をする野村忠宏=ベイコム総合体育館(撮影・石湯恒介)
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 五輪の柔道男子60キロ級で3連覇を成し遂げた野村忠宏選手(40)=ミキハウス=が29日、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で現役最後の大会となる全日本実業個人選手権に出場し、1、2回戦でともに一本勝ちしたが3回戦で敗れた。24日に引退を表明した。

 午前8時の開場前からファンが列をつくり、満員となった。野村選手が畳に上がると歓声、拍手が大きくなった。両親や妻と2人の息子のほか、五輪メダリストで親交のある競泳の北島康介選手(32)=日本コカ・コーラ、フェンシングの太田雄貴選手(29)=森永製菓=も最後の闘いを見守った。

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