16歳サニブラウンが充実帰国
中国・北京で行われた陸上の世界選手権に出場した日本代表選手団が31日、羽田空港に帰国した。日本史上最年少の16歳で出場し、男子200メートルで準決勝まで進んだサニブラウン・アブデル・ハキーム(16)=東京・城西大城西高2年=は「これからにつながるいい大会だった」と、充実した表情で振り返った。
大会では100、200メートル銀メダリストのジャスティン・ガトリン(米国)と同じレースで走り、“人類最速の男”ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の3冠も目の当たりにした。16年リオデジャネイロ五輪、20年東京五輪とさらなる飛躍が期待される16歳は「やっているからには上を目指す。まだボルトを超えられる確証はないけど、そこまでいけたらいい」と、未来を見据えた。
今季はあとデカネーション(13日・パリ)と、日本ジュニア(10月・瑞穂)の2戦。まずは16年リオ五輪に向け、さらに才能を磨いていく。