錦織圭、敗因後はじめて思い伝える
テニスの全米オープンで初戦敗退した世界ランキング4位の錦織圭が7日、敗退後初めて公式ブログを更新して思い切ってプレーできなかったことを悔やみ、半端でなく落ち込んだことを明かした。
錦織は「相手のテニスがかなり攻撃的で思っていたよりも良かったのは事実です」と対戦を振り返り、「それに少し動揺した部分もあり自分から相手を揺さぶってウイナーを取るという選択ができませんでした」と敗因を分析した。
錦織は昨年準優勝した全米オープンで8月31日、世界ランキング41位のベノワ・ペール(フランス)と初戦で当たり、4-6、6-3、6-4、6-7、4-6で逆転負けした。それ以来、ブログだけでなくツイッター、インスタグラムでも沈黙し続けていた。
敗戦の後はニューヨークからフロリダの自宅へと戻り「久しぶりにモチベーションがもの凄く下がってしまいました」と敗戦による失意を明かした。
「いろんなことも重なり練習に行くのがこんなに嫌になったのは久しぶりの感覚です」と、その落ち込みようは半端でなかったようだ。
この日は久しぶりにジムで夜間練習して、6年前にヒジ手術を受けてからリハビリに取り組んでいた際のことを思い出した。「あの時は本当必死だったなー」。
そんな思い出が沈んでいた気分を変えてくれて、ブログも更新した。そして「幸い次の大会まで時間はあるので焦らず気持ちの方も少しずつやる気を出していきます!!」と、やっと前を向くことができたようだ。