日馬富士が休場 右ヒジまだ伸ばせず

 大相撲の横綱日馬富士(本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋)が10日、右ヒジの負傷のため13日に初日を迎える秋場所(東京・両国国技館)を休場することが決まった。日馬富士の休場は7月の名古屋場所に続いて初土俵から通算6度目、横綱に昇進してからは4度目となる。2場所連続休場は自身初めて。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、患部の右ヒジにうっ血があって腫れている状態で完全に伸ばせないという。「私から見てもちょっと難しそうな感じ。ここで無理をすると(ヒジが)動かなくなる」と状況を説明した。

 日馬富士は5月の夏場所直後に右ヒジの骨棘(こっきょく)などを除去する手術を行い、名古屋場所前は急ピッチの調整で出場に踏み切った。しかし、初日の妙義龍戦で左から上手投げを打った先に右ヒジを強打。負傷箇所を悪化させてしまい、右ヒジ外側側副じん帯損傷で全治1カ月と診断されて2日目から途中休場した。8月の夏巡業は終盤だけ、土俵入りのみ参加。番付発表後も精力的に稽古をこなしたが、回復が間に合わなかった。

 日馬富士は師匠を通じて「まだ不安が大きい。出るからには優勝を意識しないといけない。大変申し訳ないが今回は(出場を)見合わせる」とコメント。11日午前に両国国技館で開かれる秋場所の取組編成会議に正式に診断書を提出する。九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)での復帰を目指すことになりそうだ。

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