桐生復帰戦「見るより走る方おもろい」
「日本学生対校選手権、第1日」(11日・長居陸上競技場)
右太もも裏の故障からの復帰戦となる桐生祥秀(19)=東洋大=が男子100メートル準決勝に出場し、全体1位のタイムとなる10秒30(追い風0・5メートル)をマーク、12日に行われる決勝進出を決めた。
最後は流す余裕も見せた桐生。復帰戦初日でまず3レースを終え「だんだんレースになれてきた。決勝で勝負したいと思ってきたし、段階は踏めた。やっぱり見るより走る方がおもろい」と、納得の表情。決勝には長田、大瀬戸(法政)といった世界選手権のリレー代表とも激突する。「タイムは分からないけど、ベスト近く出せれば。世界で戦いたいと思ってやってるし、日本で勝たないと世界で勝てるわけがない」と、力を込めた。