バドミントン 日本リーグが異例公募

 バドミントン日本リーグは13日、知名度アップのために、リーグの新名称を公募することを発表した。11月末まで一般からメール、はがき、ファクスで受け付け、来年2月に新名称を発表する。また、今月に現役を引退した元日本代表の池田信太郎氏(34)が同リーグのアンバサダーに新しく就任することも発表した。

 日本リーグは79年から開催され、現在、1部、2部、チャレンジリーグで構成されている。女子ダブルス世界ランク1位の高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)や、男子シングルスで世界選手権銅メダルの桃田賢斗(NTT東日本)ら、来年のリオデジャネイロ五輪のメダル候補も同リーグで戦っている。

 モデルとなるのはサッカー女子の「プレナスなでしこリーグ」などで、池田アンバサダーは「一回聞いたら忘れられないようなインパクトのある名前にしたい」とぶち上げた。「新しく親しみやすい名称を募って、バドミントンの国内リーグをより知ってもらうための案を練りたい」と意図を説明。知名度アップ、観客動員増の起爆剤にする考えだ。

 国内リーグについて、誰よりも危機感を募らせているのが池田氏だ。03年に日本ユニシスに入社し、08年北京五輪に出場。12年ロンドン五輪も潮田玲子との「イケシオ」ペアとして混合ダブルスに出場した。しかし、注目度の割に国内リーグの観客動員は伸び悩んだ。

 11年に名門の三洋電機がパナソニックと合併し、全選手がそのまま移籍。そして翌年にはそのパナソニックが活動休止になった。強豪のルネサスも昨季で廃部となり、それを受け入れる形で再春館製薬所が新規参入する。

 それを目の当たりにしてきた池田氏は「一部の選手にファンがついても、定着しない。もっと長くチームを応援してもらえるような仕組みを作りたい」と青写真を描いた。

 今年5月に国別対抗戦のスディルマン杯で準優勝し、史上初のメダルを獲得するなど上り調子の日本バドミントン界。池田氏は「世界で戦う選手が間近で見られるので、もっとファンを増やしたい。国内リーグが盛り上がらないと、選手の強化にもつならない」と訴えた。

 新名称の応募の中から最優秀賞(1点)には、リーグの5年間のIDカード(ペア)などが送られる。

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