2金星の好調嘉風、琴奨菊も下す
「大相撲秋場所・5日目」(17日、両国国技館)
今場所、白鵬、鶴竜の2横綱から金星を挙げている前頭筆頭の嘉風(33)=尾車=が大関琴奨菊(佐渡ケ嶽)を寄り切りで下した。
立ち合いから五分に取り組み、相手のがぶりも難なく受け止めると、そのまま相手の体を起こしながら土俵の外に寄り切った。
嘉風、琴奨菊とも今場所の成績は3勝2敗となった。
好調の嘉風はインタビュールームで「先に攻めたのが良かった。(2横綱1大関を破り)夢みたいですね。1日1番力を出し切るのと同時に、相撲はきついけど、土俵の上で楽しむところを子供たちに感じ取ってもらえたらうれしい。(三役復帰は)目標の一つだが、それは終わってからでいいと思う」などとなめらかな口調で語った。