大相撲秋場所5日目(17日、両国国技館)
関脇栃煌山(春日野)が大関稀勢の里(田子ノ浦部屋)との全勝対決を制し、初日から5連勝。全勝は大関照ノ富士(伊勢ケ浜)と2人になった。
鋭い立ち合いから差し手争い。一瞬、引いた稀勢の里の懐に入ると、右を深く差して一気に寄り切った。
「途中、相手が引いたのかな。自分の態勢が低く、自分はしっかりそこで行けたので良かった。手をとにかく前に置いて、そうすれば差されないので。きょうは良かった」と自賛の言葉を並べた。
先場所10勝を挙げ、今場所も2桁星なら来場所が大関獲りとなる。「まだ5日。でも1番も負けたくない」と、気合は十分だ。