「陸上関東学生新人選手権、最終日（２３日・埼玉、上尾陸上競技場）

　陸上日本男子短距離のエース、桐生祥秀（１９）＝東洋大＝が２００メートルに出場し、２０秒９２（無風）の大会新記録で優勝。前日の１００メートルに続いて２冠を達成した。

　今年４月の織田記念陸上以来の久々の２００メートル。「カーブを抜けるところをやって満足してしまった」と、リオ五輪の参加標準記録２０秒５０や、自己ベストの２０秒４１には大きく及ばなかったが、「次走ったら、ベスト出そう」と、次への手応えをつかんだ。

　来季以降も日本人初の公認９秒台の期待が懸かる１００メートルとともに、２００メートルも主戦場とする意識に変わりはない。「１００、２００メートルともどっちも走る選手でありたい。１００だけと言われるのは嫌なんで。２００メートルも２０秒１ぐらいまで持っていけたら」と、力を込めた。