御嶽海が由来の御嶽山噴火の日に白星

 「大相撲秋場所・千秋楽」(27日、両国国技館)

 58人が死亡、5人が行方不明となった戦後最悪の火山災害、御嶽山の噴火から丸1年が過ぎたこの日、御嶽山からしこ名をつけられた十両御嶽海(みたけうみ)が明瀬山を寄り切って12勝目を挙げた。

 すでに来場所の新入幕を濃厚にしていた中で、さらに1つ星を重ねた。「(幕内に)上がれたらラッキーという気持ち。どこまで自分の相撲が通用するか、やってみたい気持ちもあります」と謙虚に語った。

 出身地の長野県上松町から近い御嶽山がしこ名の由来。噴火から丸1年の節目に白星を挙げた。「まだ見つかっていない人がいるのは残念ですが」と顔を曇らせつつ、「自分は少しずつでも(地元を)勇気づけられたらと思います。自分がいただいた名前なので恥じない成績を残したい」と今後へ意気込んだ。

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