五輪エンブレム担当局長らが退任 事実上更迭、電通出向解除

 2020年東京五輪・パラリンピックのシンボルマークとなる公式エンブレムが白紙撤回となった問題で、大会組織委員会は2日、作成を担当した槙英俊マーケティング局長と、選考で審査委員を務めた企画財務局クリエイティブディレクターの高崎卓馬氏の退任を発表した。両名ともマーケティング活動を担う専任代理店の電通出身で、組織委は電通からの出向を解除、事実上の更迭となった。

 組織委は公式エンブレムの公募を開始した昨年9月12日の3日前に、佐野研二郎氏を含む国内の8人のデザイナーに文書で応募を要請し、槙氏はこの措置が必要と判断した。

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