【一問一答】錦織「安定してきてる」
「テニス・楽天ジャパン・オープン・2回戦」(7日、東京有明テニスの森公園)
世界ランク6位で第2シードの錦織圭(25)=日清食品=が同50位のサム・クエリー(28)=米国=を7-6、6-3で下し、同大会4年連続となる準々決勝進出を決めた。また、10月末にパリでのマスターズ大会で到達した昨年を上回る早さで今季50勝に到達した。
以下、試合後会見の一問一答要旨。
-今日の試合を振り返って。
「とてもいい試合でした(笑)」
-サーブが良かったように見えた。
「最近でサービスゲームは一番良かったですね。ファーストの確率も高かった。(相手は)リターンもそこまでいい選手ではないので、それが自信を上げてくれた。両方(の選手)とも簡単にキープしていた中で、自分がサービスゲームを楽にキープできた珍しい試合でもあったので」
-過去の対戦は接戦だったが、ストレートで勝った要因は。
「一番はサーブだと思います。ブレークされずにファーストセット(第1セット)をしのぎつつタイブレークをしっかり集中して、取れたのと…。その後は2セット目は思い切ってミスしてもいいと思って打っていったので。気持ちが振り切れて打てたのが特にあったので、後半、調子が上がった要因だったと思います」
-トップ選手になり1年。研究されてきたと感じるか。
「この2、3年そうですけど、選手によっては苦手なところを攻めてきてるなと感じる空気はありますし、苦手なところをつける選手とそうでない選手がいる。特にトップ10の選手とやるときはより集中力が必要になるし、もう少しリスクをもってやっていかないと、弱いところを攻めてこられる。そこの駆け引きはトップの選手とやるときはより必要になると思います。悪いところを知る意味では(自分を研究してくる選手と)対戦しているといい経験になると思います」
-今日はリターンでラリーになった時は仕掛けていっていた。
「何だっけ…(今)急に頭がまわらなくなった(笑)。やばいっす(笑)」
-準々決勝ではチリッチと対戦する可能性がある。
「ワシントンでもやってますし、最近、特に良くなってきているので、全米、ウィンブルドンといい結果を出していましたので、調子がいい選手の1人。対戦も最近、多くなってきて、楽しみにはしています」
-今季50勝利目。去年よりも早いペースだ。
「今まで充実してどの大会もいい結果が出ている。安定してきてるなと感じますし、自分にこれから必要なことと思う。結果として数字で見えてきているのはうれしいです」