体操女子代表 五輪枠目指し英国へ出発
体操の世界選手権(23日開幕、英グラスゴー)に出場する女子日本代表が12日、羽田空港から出発した。代表決定以降、NHK杯女王の杉原愛子(梅花高)が右ひざ痛、湯元さくら(中京大)が左足首ねんざ、笹田夏実(日体大)が手首痛などけが人が続出し、一時は“野戦病院”と化していたが、何とか態勢も整った。
団体で8位以内なら16年リオデジャネイロ五輪の出場枠を獲得できる。ロンドン五輪も経験しており、チームのけん引役として期待される寺本明日香(中京大)は「チームの雰囲気もまとまってきている。ケガ人は出たけど、補欠の選手も含めて補えるように合宿でやれた。リオの切符を獲得したい」と、笑顔。世界選手権初出場となる16歳の杉原は「今まで感じたのない緊張がある。まずリオの権利を獲ることを1番に考えたい」と、力を込めた。