五郎丸、W杯振り返り、心境告白
ラグビーW杯イングランド大会1次リーグで、キッカーとして大活躍した日本代表FB五郎丸歩(29)=ヤマハ発動機=が14日、日本テレビ系情報番組「スッキリ!!」(月‐金曜、前8・00)に生出演した。
歴史的勝利となった南アフリカ戦を振り返り、同点となるPKではなく、スクラムを選んだことに「勝負というのは勝つか負けるか…同点じゃ歴史は変わらないんで」とその当時の心境を語った。また終了10分前位から、「田中選手といけるんじゃないかと話していた」と笑顔を見せた。
当初はヘッドコーチからはPK指示があったが「キャプテン中心に自分たちで(スクラムを)判断した。同点はいらなかった」と逆転の舞台裏を明かした。また勝利により「日本人だけじゃなく、イギリスの方にも声をかけてもらった」と環境が変わったことにも笑顔を見せた。
中3日でのスコットランド戦には「2年前くらいから、中3日の試合は組んでいた」と準備をしていたが、「意識の部分で統一仕切れなかった」と悔しそうな表情を浮かべた。またサモアがスコットランドに敗れ、ベスト8進出が絶たれ「寂しかった」とポツリ。
また前日の帰国会見で「指が立っているのは3本、4本なんで。決して2本ではない。2本だと違う方向にいってしまうので」とファンにダメ出しした、キック前の“五郎丸ポーズ”の作り方も披露した。
五郎丸の兄で、コカ・コーラウエストレッドスパークスに所属するラグビー選手の亮(31)もVTR出演。「南アフリカ戦の後半、あのシーソーゲームのキックの取り合いという大きなプレッシャーの中で、よく決められたな」と賛辞を送っていた。